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2024年は大注目の島原。島原城が築城400年を迎える年で、様々なイベントがもようされます。
せっかく島原に行くなら島原半島をぐるっと巡ってみましょう。今回は、1日で巡る島原半島おすすめドライブスポットをご紹介します。
長崎県の島原半島ににはなんと3つの温泉地があります。
小浜温泉 雲仙温泉 島原温泉です。
同じ橘湾の地下にあるマグマ溜まりからの火山ガスが出ている温泉なのにどれも泉質が違うんです。
今回はこの3つの温泉を堪能しながら島原半島を満喫するドライブ旅をご紹介します。
まずは島原半島に入るとき必ず立ち寄る場所から…。

千々石展望台
国道251号線で島原半島に入ると愛野展望所と少し先の千々石展望台が見えてきます。どちらも橘湾の見える絶景ポイントです。が、千々石展望台の「じゃがちゃん」はあまりにも有名なのでぜひ立ち寄ってほしい休憩スポット。
長崎県のじゃがいもは国内生産量第2位で道中でも赤土のジャガイモ畑を発見することができます。

展望台からは橘湾や平成新山(1990~1995年にかけて発生した、雲仙火山の最新の噴火でできた溶岩ドーム)をみることができます。


日本一長い足湯

「小浜温泉足湯 ほっとふっと105」に寄ります。小浜温泉の源泉は105℃で無色透明。泉質は塩化物質。いわゆる塩湯。芯まで温まります。
そしてこの足湯は105m。目の前に海が広がり、運転の疲れをとってくれる足湯は最高。
下の方はペット用もあるのでワンちゃんも楽しめますね。源泉を利用した蒸し釜に卵や芋を入れて食べることができますよ。
ちなみに夕方の時間も最高に美しい夕日をみることができます。駐車場有。


早瀬海産・海幸の里

早めにおみやげの買い物しておこう
国道251号沿いにある海産物直売。広い店内には名前通り冷凍から乾物まで海産品がたくさん。お土産のお菓子等もあります。特に地元の人も絶賛なのが「つぼこん」。つぼ漬けと昆布の佃煮で食感がよくご飯がすすみます。




海幸の里
住所:長崎県雲仙市小浜町北野1081-3
電話:0957-74-5001
営業時間 :9:00~17:30
小浜ちゃんぽん
日本三大ちゃんぽん(長崎、小浜、天草)のひとつである小浜ちゃんぽん。
長崎のちゃんぽんとどう違うのか小浜温泉観光案内所で聞いたところ、「一番の違いは殻付きの小エビが入っているところです」とのこと。
海花亭さんでいただきました。確かに殻付き小エビは健在。スープは長崎のものとあまり変わらないのが率直な感想。おいしいのは間違いないのですがね。店によってこだわりがありそうなので、いろんなところに行ってみたいと思いました。
雲仙市観光ナビより
雲仙地獄めぐり
小浜から山を登っていくと雲仙温泉街へ到着します。
白い土石の間から濛々とでてくる湯けむりとブクブクと湧き出る温泉、強い硫黄臭がたちこめ、いわゆる「雲仙地獄」が目の前に広がり異空間に降り立ったよう。
島原半島の歴史はキリスタン弾圧を切り離すことはできません。雲仙地獄もキリシタン弾圧の地としても有名。拷問の数々は想像を絶します。
1周の所要時間は40分程です。




雲仙地獄
住所:雲仙市小浜町雲仙320
電話:0957-73-3434(雲仙温泉観光協会)
営業時間:24時間
入場は無料。駐車場は近隣に200台可能(¥500のところが多い)。
小地獄温泉館


雲仙の温泉は単純硫黄泉。
その中でも源泉かけ流しで「雲仙に来たー」と思わせてくれるのはこちらの温泉館。
古くから湯治場として利用されており、吉田松陰も訪れたそうです。温泉街から少しだけ離れており、ホテル青雲荘の別館となっています。弱酸性でお肌もしっとり、タオルも硫黄の匂いがつくほど。正面から見て左側が男湯、右側が女湯の八角形からなる建物がとてもかわいくて趣があります。中に入ると建物の裏では先ほど見た地獄のようにどんどん湧き出る温泉水がパイプで温泉館まで流されているのがみえます。
小地獄温泉館
住所: 長崎県雲仙市小浜町雲仙500−1
電話:0957733273
営業時間: 5月~10月/9:30~20:00 11月~4月/9:30~19:00
定休日:毎週水曜日 ※水曜日が祝際日の場合は営業
料金: 大人500円 小学生以下250円/3歳以下無料
茶房 速魚川


島原半島の3つの泉質を堪能する旅、最後は島原温泉です。泉質は炭酸水素塩泉で無色透明。今回は温泉には入らずに「水の都」島原のいたるところで見られる湧き水を利用したカフェでくつろぐことにします。
「茶房 速魚川」は江戸時代末期の町屋を復元した建物(国の登録有形文化財に認定されている)がとてもおしゃれで、もともとある猪原金物店と併設されています。
カフェ内はレイモン・サヴィニャックのポスター(販売用)が貼られており、和と洋がうまい具合にマッチングしています。中庭の甲羅干ししている亀たちを眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。レジ横にはこの子たちが産んだ卵がありましたよ。
すべての料理や飲み物に湧き水が使われており、コーヒーやかんざらしはもちろん、金物屋の本領発揮の刃で削られた氷のミルクセーキは甘くてふわふわで絶品です。






茶房 速魚川
住所:島原市上の町912
電話:0957-62-3117
営業時間:11:00~17:30(17:00ラストオーダー)
定休日:水・木 祝日は営業、別日に振り替え.
駐車場有
島原城築城400年


島原城は松倉重政により1618年から約7年かけて築城されました。しかし1873年の存城廃城令により民間に払い下げられ1876年には解体されます。天守台のみとなりましたが市民からの熱い要望により現在の白亜の天守閣は1964年に建造されました。
館内は島原半島のキリシタンの歴史や文化がわかる資料館になっています。その他にも北村西望記念館や観光復興記念館があり見ごたえ大です。
その島原城が2024年が築城400年ということで年間を通して様々なイベントを行っています。
限定の築城400年記念「切り絵御城印」島原城HPより
9月29日(日)~11月4日(月・祝)は島原城観光復興記念館で島原城築城400年記念特別企画展「松倉重政と島原城」が開催されます。10月には記念シンポジウムやウォークラリー、20日にはブルーインパルスもくるようです。
島原城HPより
その他のイベントはこちらからチェック→島原城築城400年記念事業年間スケジュール
島原城
住所:島原市城内1丁目1183-1
開館時間:9:00~17:30(入場は17:00まで)
休館日:無休
入館料:天守閣・観光復興記念館・西望記念館、三館共通の入館料となります。
大人:700円 / 小・中・高校生:350円
団体15名以上 … 大人:560円 / 小・中・高校生:280円
障害者割引き … 大人:560円 / 小・中・高校生:280円
駐車場:約90台収容
料金 … 一般車両:500円 / 小型バス:750円 / 大型バス:1,500円 / バイク:200円


島原半島のドライブは本当に気持ちがよいものです。山の空気を味わったり、海を眺めたり、歴史を学べる場所も多いし、まだまだご紹介したいところがたくさん。島原半島は魅力的なスポットが多くておすすめです。
今回は日帰りでの紹介でしたが、もちろん宿泊で3つの温泉の違いを楽しむのがいちばん堪能できますね(笑)。
最後までご覧いただきありがとうございました。


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